2013年2月13日水曜日

雪やこんこん

立春過ぎて、暖かい日があるかと思えば真冬日に戻ったり。
気温変化の激しいこの頃ですが、皆様体調を崩されていませんか?
ニュースではインフルエンザやノロウイルスの集団感染が伝えられています。
十分にお気をつけて。健康の基本は、やはり、よく食べ、よく寝ることですよね。

秋田は今、冬のお祭りシーズンですね。
秋田に来るまではお祭りがこんなにあることを知りませんでした。
横手のかまくらは、秋田に来た最初の年に見に行きましたが、
ほかのアメっこやいぬっこや、火ふり、竹うちはまだ見に行けていません。
いつか、順番に見て回りたいです。あ、紙風船もありましたっけ。ほんと、たくさんありますね。

今年も雪が多いですね。私はまだ、雪がちらつきだすとわくわくしてしまいます。
秋田に来て9年くらいたって、雪かきの大変さも経験はしていますが・・・。
やっぱりきれいで、楽しい・・・。
いつか庭にかまくらをつくってみたい。雪国育ちの方たちからは、ありえない感じかも
しれませんが、雪のめったに降らないところ出身者としては、
足が雪に埋まるのが、感動なのです。
除雪車を見たとき、アパートの窓からしばらく作業を眺めてましたもの。一人で。
今は除雪車がくると、ご近所の方たちとわいわいいいながら、除雪します。一種のイベント??

ところで、今年の雪の多さを、「異常気象」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先月25日、24年度秋田県支部第4回CPD講演会が開催されました。
「気象キャスターから見る異常気象と未来の天候」と題して、気象予報士・気象キャスターで
いらっしゃる高田 斉さんからお話しをしていただきました。
そもそも気象学での異常気象とは、
・30年あるいは30年以上経験しなかったほどの大きな気象変動
・平年値より大きな偏り、揺らぎ
のことをいうそうです。ただ、一般の人は、数年前や昨年の話で簡単に「異常気象」って
言ってしまっているとのこと。
きちんと定義を知ったうえで、発言する必要がありますね。

近年の異常気象の特性として、
・短時間強雨(50~80 mm/h)と集中豪雨の増加
・台風が強い勢力のまま北上
・猛暑の増加、大気不安定
があげられるそうです。土砂災害、洪水、竜巻の発生といった気象災害は増加傾向に
あるそうです。
気象予報の的中率は85%。特に現場に出ていらっしゃる皆さんは、気象情報を常に気にかけて、
災害に遭わないように情報収集を心がけるように、とのことでした。

こういった異常気象の原因の一つは、やはり温暖化だそうです。
秋田で、このままのペースで温顔化が進み、年平均気温が2℃も上昇したと仮定すると、
乾燥化、降雪の減少による春先の水不足、農作物、植物への影響が考えられるそうです。
海水温の上昇によって台風は増大し、降雨の増加が予想されます。それに伴う農作物への被害、道路やライフラインへの影響・・・。
この先、必ず気象災害が増加すると考え、「減災・防災」でどうにか乗り切るしかないそうです。

「気象という自然現象に限界値は存在しない。人間がどうあがいても、天気には絶対にかなわない。だからこそ、できる限りの減災と防災に取り組むしかない。
愚公山を移すの精神で取り組むことが大事。」
というのが高田さんのおっしゃったことです。
目の前のことを一つ一つ、こつこつと。目先の利益ではなく、
20年、30年後の生活環境を守るためです。
技術士も行政も民間も大学も、大人も子供も、みんなで考えて動いていけるような仕組みが
あると、いいですね。
                                                         さよ
                                                                   
*カメラまた持っていくの忘れたので、高田さんのお写真一枚もありませ~~ん。