2014年7月30日水曜日

直前です。


今年も早いもので試験まで間もなくです。みなさん、最後まで頑張りましょう。
試験は受験しなければ合格もありません。

・・・そんなことを言っているくせに、最近の気温の乱高下のためか
鼻水は止まらない、疲れやすいので早めに寝入ってしまう今日この頃です。
(おい、勉強はどうした!と自己突っ込みします。)

さてさて、前回コメントした「士業娘」のイラストすごいですね。
一部妄想的な脚色があるような。。。。。これ以上のコメントは控えます。(笑)

安部政権の一丁目一番目政策として女性の登用が叫ばれております。
また、ご多分にも漏れずウチの組織でもそんな話がちらほらと・・・・

ここからは個人的見解ですが、「理系女子」の人数が圧倒的に少ない中で
急遽、人材登用の話に向かうのは、理論の飛躍というか、かなり無理があると思う次第です。

平成 26年3月31日調査秋田県教育庁高校教育課
秋田県高等学校卒業者の進路状況調査によると
高校生の卒業者数はここ3年間は9千人前後、うち工業高校は1千人前後。
さらに、業種別でみると「建設業」に就職されたのは319人。男性297人。女性22人。
22人÷8,895人(H26高校卒業者)=0.24% 高校卒業のうち建設業を選択した女性の割合。

これは高等学校卒業者の進路ですが、大学も同様な結果が想像できます。

なぜ、こんなにも女性が建設業に進まないのか?
素朴な疑問ですが、この業界に就職された方はあたりまえすぎて認識がないかもしれませんが・・・
建設業界はベルトコンベア式の業務となっていますよね。
設計する人、つくる人、それぞれが連携して「地図をつくる仕事」を完成させています。

しかしながら、一般の方々は、
建設業=夜間工事でツルハシ持っている人という固定概念があります。
ドラマとかの設定などがそうさせるのでしょうか?
設計や調達などで活躍される人をイメージ出来る人はそうそういないはずです。
これは、私が参加させてもらっている土木学会の市民交流イベントでも痛感しています。

「え、土木ってこんなことしているんですか?」「作業着のない仕事もあるんですね~」

これには、私たちの業界がインフラ施設をつくりあげることこそが最善の仕事と信じて
それまでに必要とされた技術や完成品をPRしていくような仕事が少ないためではないかと思います。

あわせて、女性が活躍できる業務があるということは、
残念ながら一般の方々にあまり理解されていません。
その一方で、男性並みに働くことが活躍という認識でいらっしゃる方もいます。
このネタは奥が深いので今は言及しません。

街にある土木施設がどんな工夫で建設されているかなんて
市民に知ってもらえる機会がすくないですよね。
古地図「高低差マニア」のタモリさんのように
TV業界で積極的に扱ってもらえれば話は違うのでしょうけど。

土木学会では、その反省を含めていろんな活動を展開しております。

○平成25年度土木の日関連行事 ■土木コレクション2013 ■土木の未来を語るシンポジウム
http://committees.jsce.or.jp/day/

○土木カフェ
https://www.jsce.or.jp/branch/kanto/01_07_koho/cafe/131030_cafe.html

これを見て、より多くの子供たちが
「土木っていいな」「おもしろそうだ」と言ってくれればいいですよね。
草の根運動から将来への投資を始めましょう~