2015年11月14日土曜日

扶養家族

急に冷え込んできました。暑がりでもさすがに肌寒く感じるひろみです。鳥海山の頂上も白く雪化粧し、いよいよ秋田は冬まっしぐらです。

先週日曜日、RCCM試験を受けに仙台まで行ってきました。昨年RCCMの更新講習で同じく仙台に行ってから久々の新幹線でした。前泊はできないので始発(秋田6:08)で向かうことにしたものの、この時期JR東日本ではで「大人の休日倶楽部」という期間乗り放題のフリー切符が発売されており、それを利用し旅行にお出掛けになるおじさま、おばさまで満席!! 真っ青になってJTBに勤めるママ友に切符の手配を頼みましたが往復とも残り僅かの「グリーン席」しかゲットできず。人生初、グリーン車でのお受験となりました。いやー、ここ数か月業務も立て込んでおり、疲労が溜まった身体に追い打ちをかけるようにまた疲労全く回復の兆し無く。
でも翌日の月曜日朝、出社するのに這うように家を出て車のエンジンを掛けたところ掛からないっ() 車はそのまま入院となりました。さらに疲れが出てボー然。トホホ

えっ? 試験の出来? こちらもトホホでございます()

 

さて、今回は我家の可愛い扶養家族をご紹介しようと思います。

今の家に引っ越して2年、今は少なくなりましたが瓦屋根の2階建てです。その瓦屋根の4隅、ベランダ、雨樋等々10箇所程スズメさんの巣があり、常時満室。大盛況のアパートになっております。古くなったご飯を毎朝あげているのですが、何羽もで突っついて完食してくれるので、母大満足です。

今まで気にしたことがありませんでしたが、スズメさんはご夫婦で仲良く生活するんですね。いつも一緒で、声を掛けると巣から2羽揃って下(私の方)を覗き、「チュイッ」と鳴きます。日が昇ればそれはそれは賑やかな鳴き声、ガサガサと屋根やベランダの巣に出入りする音、あー、朝だなと感じさせてくれます。春になると子育てが盛んになり、大家族が小さい巣の中でひしめき合ってさらに賑やかになります。

ちょっと前になりますが、6月のある雨の日曜日、中学校最後の大会目前の長男がテニスの自主練に向かおうと小雨の中家を出たのですが、

「おかーさーん、おかーさーん、大変だよー!!

大騒ぎで戻ってきました。何事かと飛び出ると、雨の中スズメのヒナが1羽、庭で濡れているじゃないですか!! そう、巣から落ちたのです。

「このヒナが助からないなら僕は自主練行かない。大会負けても構わない。」

と意味不明なこと言って聞かない長男。雨の中自分はびっしょりになってラケットをスズメの傘にして自主練に行こうとしない

 母、腹をくくって世話をすることにしました(バカ親)。まだ羽も殆ど生えてない小さなヒナ、私では力不足だろうが、このまま死なす訳にはいかないので取り敢えず家の中に入れました。

 何とか一晩過ごし、翌日の朝、決定的な問題に気付きました。

 「お母さん仕事なんだけど、日中どうするの? エサは1時間に1回よ

 涙目で私を見つめる長男+次男+主人()。仕方なく私が会社に連れて行くことになりました。

 仕事中は女子ロッカー室に入れておき、お腹空かせて鳴いていると会社の方達が、

 「スズメの母さん、鳴いてるよー。」

と教えてくれて、エサをやっておりました。昼休みは会社の庭に離して散歩、飛ぶ練習をしました。昼休み時間が終わる頃には、「おいで~」と呼ぶと飛んできて私の肩に戻りました。夜は段ボール箱の巣に入れて蓋を閉じて真っ暗にすると静かに眠るようになりました。

 徐々に成長してエサは満腹食べるわ、すっかり上手に飛べるわ、とスズメらしくなった7月のある日、会社から帰って、ヒナを頭の上に乗せたまま車から降りて玄関に向かう途中、急に近くの木へ飛び立ちました。もう日没。周囲は暗くなり始め、段々視界が悪くなってきました。何度呼んでも戻らない、心配で心配で主人と徹夜で見守りました。そこに明方、新聞配達の車の音でとうとう飛び立ってしまいました。呆気ないお別れでした。

 あれから4ヶ月になりますが、未だに段ボールの家が捨てられずに残っています。もしかしたらまた来春、ヒナが巣から落ちるかも知れない。そうしたらまた助けてあげよう。

 ガンバレ、ピヨ。きっとどこかで元気に暮らしていると信じています。

 ちなみに、このヒナの好物は「卵焼き」でした。鳥が卵焼き?? 私のお弁当箱に足を入れて卵焼きを食べる姿をそっと見守るしかありませんでしたが、非常に複雑な心境でした。
 
 
 
初めて自分で飛んだとき、次男の頭にとまりました。
 
 

 長い話になってしまいすみません。最後まで読んで下さった皆様、有難うございました。

 さてさて、次はさよちゃんの番。宜しくお願いしますね!!

 

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