2013年3月31日日曜日

春の足音

雪が多く厳しかった冬もようやく過ぎ、柔らかく頬に当たる風には春がもうすぐそこまで来ていることを教えられます。

しかし今年は雪が多かったですね。
秋田に住むようになって一番多い年だったような感じさえします。
実際どうだったのかと、気象庁のデータを見てみますと・・・

秋田 毎年の値 (気象庁HPより)
雪(寒候年・cm)
降雪 最深積雪
合計 日合計の最大




1999 316 32 33
2000 311 33 65
2001 310 27 44
2002 198 29 36
2003 276 22 25
2004 155 13 28
2005 288 24 40
2006 447 28 ] 74
2007 125 10 10
2008 329 18 25
2009 211 21 32
2010 316 21 34
2011 401 19 43
2012 315 24 48
2013 383 ] 26 ] 68 ]


これは、私が秋田に住むようになってからの『秋田』の降雪データです。

グラフにしたものが↓です

降雪の合計で見ますと、今年は最近10年で3番目に雪が多く降った年なんですね。
もっと多いかと思いましたが、2006年H18豪雪の時の合計降雪量には及ばないようです。
ただし、最深積雪については、2006年に次いで2番目であったことが分かります。
日合計の最大値は26cmと他の年に比べても特に多いとは言えないことから、一度降った雪が融けずにさらに降り積もったのだろうと考えられますね。

今では雪もほとんどなくなり、通勤用の長靴も必要なくなりました。
重たいブーツからパンプスに履き替えると、足取りも軽くなってうきうきしてきますね。
そろそろ桜の季節です。
関東の方はもう咲いているみたいですが、秋田はいつ咲くのでしょう。。。楽しみですね(*^-^*)



4月ということで、新しい職場や新しいメンバーでスタートする方も多いと思います。
私たちリケジョの会も新しいメンバーを迎えることになりました!
この度、技術士一次試験に合格され、技術士補となられた ますみさん 。
若くてかわいらしい女性ですよ~(*^-^*)



歓迎会は、さよちゃんのご自宅で手巻き寿司パーティ
久々の手巻き寿司に興奮し、せっかくのご馳走だったのに写真とるのも忘れて食べていました(^_^;

人数も増え、ますます楽しくなりそうです。
今年はみんなでどこか行けたらいいなーとか考えています♪

2013年2月13日水曜日

雪やこんこん

立春過ぎて、暖かい日があるかと思えば真冬日に戻ったり。
気温変化の激しいこの頃ですが、皆様体調を崩されていませんか?
ニュースではインフルエンザやノロウイルスの集団感染が伝えられています。
十分にお気をつけて。健康の基本は、やはり、よく食べ、よく寝ることですよね。

秋田は今、冬のお祭りシーズンですね。
秋田に来るまではお祭りがこんなにあることを知りませんでした。
横手のかまくらは、秋田に来た最初の年に見に行きましたが、
ほかのアメっこやいぬっこや、火ふり、竹うちはまだ見に行けていません。
いつか、順番に見て回りたいです。あ、紙風船もありましたっけ。ほんと、たくさんありますね。

今年も雪が多いですね。私はまだ、雪がちらつきだすとわくわくしてしまいます。
秋田に来て9年くらいたって、雪かきの大変さも経験はしていますが・・・。
やっぱりきれいで、楽しい・・・。
いつか庭にかまくらをつくってみたい。雪国育ちの方たちからは、ありえない感じかも
しれませんが、雪のめったに降らないところ出身者としては、
足が雪に埋まるのが、感動なのです。
除雪車を見たとき、アパートの窓からしばらく作業を眺めてましたもの。一人で。
今は除雪車がくると、ご近所の方たちとわいわいいいながら、除雪します。一種のイベント??

ところで、今年の雪の多さを、「異常気象」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

先月25日、24年度秋田県支部第4回CPD講演会が開催されました。
「気象キャスターから見る異常気象と未来の天候」と題して、気象予報士・気象キャスターで
いらっしゃる高田 斉さんからお話しをしていただきました。
そもそも気象学での異常気象とは、
・30年あるいは30年以上経験しなかったほどの大きな気象変動
・平年値より大きな偏り、揺らぎ
のことをいうそうです。ただ、一般の人は、数年前や昨年の話で簡単に「異常気象」って
言ってしまっているとのこと。
きちんと定義を知ったうえで、発言する必要がありますね。

近年の異常気象の特性として、
・短時間強雨(50~80 mm/h)と集中豪雨の増加
・台風が強い勢力のまま北上
・猛暑の増加、大気不安定
があげられるそうです。土砂災害、洪水、竜巻の発生といった気象災害は増加傾向に
あるそうです。
気象予報の的中率は85%。特に現場に出ていらっしゃる皆さんは、気象情報を常に気にかけて、
災害に遭わないように情報収集を心がけるように、とのことでした。

こういった異常気象の原因の一つは、やはり温暖化だそうです。
秋田で、このままのペースで温顔化が進み、年平均気温が2℃も上昇したと仮定すると、
乾燥化、降雪の減少による春先の水不足、農作物、植物への影響が考えられるそうです。
海水温の上昇によって台風は増大し、降雨の増加が予想されます。それに伴う農作物への被害、道路やライフラインへの影響・・・。
この先、必ず気象災害が増加すると考え、「減災・防災」でどうにか乗り切るしかないそうです。

「気象という自然現象に限界値は存在しない。人間がどうあがいても、天気には絶対にかなわない。だからこそ、できる限りの減災と防災に取り組むしかない。
愚公山を移すの精神で取り組むことが大事。」
というのが高田さんのおっしゃったことです。
目の前のことを一つ一つ、こつこつと。目先の利益ではなく、
20年、30年後の生活環境を守るためです。
技術士も行政も民間も大学も、大人も子供も、みんなで考えて動いていけるような仕組みが
あると、いいですね。
                                                         さよ
                                                                   
*カメラまた持っていくの忘れたので、高田さんのお写真一枚もありませ~~ん。

2013年1月21日月曜日

豪雪


こんにちは。ひろみです。
いきなりですが、これは何でしょう?




「脂身の厚い豚の角煮」みたいですが、これは我が家の車に積もった雪でした(この時50cm)

この冬は本当に雪が多い。12月から相当量降雪があり、冬に入って早い時期からアスファルトの路面の見える日が無くなりました。日中も氷点下の真冬日も多く、帰宅して部屋のストーブの電源を入れたら、室温が「-2℃」となっていたこともありました。室内にいるはずなのに外気温と大差ない我が家って一体...

秋田市では平成18年に豪雪を経験しました。除雪は全く追い付かず、雪捨て場が不足して大変な思いをしました。その時の教訓もあり市民の心構えに加え日夜続く除雪作業により当時程の混乱は無いように感じられます。しかし、今年の降雪、積雪は半端ではありません。

道路路肩の堆雪が原因で車道幅員減少している幹線道路も少なくなく、路面には「わだち」どころか「凹凸」が形成されてしまってます。車を運転していてもロデオ状態で非常に疲れます。先日なんか、会社付近の交差点で、凹凸が進行し「陥没」化してしまった箇所に、通過する車全てタイヤがはまってしまい大渋滞を引き起こすというハプニング??がありました。はまって動けない前の車を、後続車の運転手が車を降りてきて押してあげる。今度その後続車が進んで同様にはまって動けなくなり、そのまた後続車の運転手が降りてきて押してあげる...を永遠と繰り返す。1回の青信号で1台行けるか行けないかで大渋滞となっている所に、幅員減少が原因でその渋滞の列とすれ違えない路面バスがいる。一向に進まなかったこの日、学童保育の迎えに大遅刻しました。

当然、公共交通機関であるバスも渋滞に巻き込まれ、数少ない電車も大半が運休、数時間遅れての運転となっている中で、通勤者のみならず学生さん達も大変な思いをして日々の生活を送っていることでしょう。ちなみに私は、1日の生活がスムーズに進まないこの季節、非常にイライラします。それでなくても124時間では全然足りないと感じているのに、こんな時間を使っている場合ではない!!と呪いを吐きながら一生懸命除雪した傍から積もっていく雪。も~~~っ、か・ん・べ・ん・し・て・く・れ !!
でも、現実は天気には歯が立ちません。

秋田のような豪雪地帯では、降雪、積雪を配慮した設計条件に基づき道路計画、施設計画がなされます。「ローカルスタンダード」という言葉も浸透し、地域特性・実状に合わせた独自ルールを採用することで、より効果的な建設物が計画されるよう考えられています。秋田県にも「秋田スペック」があります。しかし、それだけではなかなか追い付いていけないのが現実なのでしょうか。限られた予算にも関わらず多くを除雪作業に充てざるを得ないこの状況ではありますが、地域住民の方達にとっては、生活に直結した基本中の基本の部分であり、除雪、排雪はどんな新しい便利な道路ができることよりも必要に感じることなのかも知れません。秋田市では家庭ごみ収集も有料化されました。近くに消費税率も上がるとか上がらないとか。建設予算の用途も方向性が変化し「建設」から「維持」へ、建設工事全盛期の頃と比べると地域住民にずーっと近い所で使われる予算に変わっていくのかも知れませんね。

まだ1月も中旬、これからも雪の日は続くと思います。皆さんも通勤に、現場までの道のりに、車の運転には十分お気をつけ下さい。



「拡大写真; なめこ一年生、雪山登頂成功!! んふんふ♡ 」

2013年1月4日金曜日

新年あけましておめでとうございます

今年も幕が開けました!今年も皆様よろしくお願い申し上げます。

不思議なもので、先週までは年末のあわただしさの中であったものが
新年を迎え、新しいゆったりした気構えになるのは不思議な気がします。

とはいっても、のんべんだらりとしていると時間は何も言わず過ぎ去ってしまいます。

昨年は、このリケジョの会を結成し懇親を深めることを主目的にしてきましたが、
今後の発展的なあり方として自分なりの今年の目標なんぞ
みなさんでこのブログで書きあうのはいかがでしょうか?

もちろん、目標以外でもOK!
どんなライフスタイルで仕事や技術、プライベートに向き合っているのか
書き込むことで、このブログを見てくれる人=後輩?にとって
参考になるのではないかと思います。

■よーこ目標2013■
1)総監部門に合格する
2)興味ある書籍をじっくり解読する
3)自分がこれまで仕事で構築した書類を俯瞰し、整理、活用する

うわ~書いてしまいました。目標。

なんだか自分で偉そうに書いていますが、実行できるだろうかと
不安を少々抱きながら、今年も走ってみたいと思います。

実は私は読書は嫌いです。
でも、実用書は好きです。知る喜びがあって楽しいから。。。

今回のブログではお気に入りの数冊を紹介したいと思います。

小説は村上春樹に中学生のころ没頭しましたが、それ以外の作家は
難しいか物足りないのため、一般的な小説を読むことはほとんどありません。

そんでもって昨年の私のテーマは「宇宙を知る」でした。

これも関連書籍を数冊読んでいる最中なのですが、超弦理論のところで
頓挫している始末です。わけのわからないことばかりですが、
物理学者と数学者は別々に機能を果たしていることが私にとって新鮮な事象でした。
そんな中で、まあ、おもしろかったのはコレ。難しい数式なしに読めます。
「重力とは何か」


事の始まりはヒッグス粒子。コレはなんでしょうね・・・・
うまく説明できないので未だ未熟なのですが、ビックバンのエネルギーを説明するには
ヒッグス粒子の存在がないと計算が成立しないとのこと。

普段、私たちが使用している数学的理論も、宇宙論を前にすると霞のようなものかもしれません。
自分が認識している世界が根底から崩れていく楽しが味わえます。



また、これが私の昨年ナンバーワンの書籍!
「山はどうしてできるのか」



東日本大震災の後に地学とはなんぞや?と思いった時に読んだ本ですが
展開がおもしろい!

こんな風に授業が進むと覚えるだけの勉強ではなく
どうして、こうなる?なんで実証できる?の思想のもとに
楽しい考え方が芽生えると思います。

64億年の営みの中で人間が知り得ることはちっぽけで、はかなくて、
でも、尊く、前に進むしかないと思います。



最後に、東日本大震災の時にもうひとつ真剣に悩んだことが「原子力」です。

プロメテウスの火と称される「原子力」。人間が持たざるべき「道具」なのでしょうか?
答えは一つではないと思います。

でも、真実として朽ちていった命があることを認識して
我々はこの道具とどう向き合っていくか、目をそらさずに考えなければいけない気がします。
「朽ちていった命」


ひろみさん~お次、よろしくです! 
よーこ